早速実践編です。
お時間がある方はぜひ
から読んでみてくださいね。
テーマを決める
タイトルでもいいですが、曲が先にある場合は曲を何度も聴いて思い浮かんだイメージから、テーマを決めていきます。
テーマと言っても、ざっくりと
恋愛の歌なのか
爽やか青春ストーリーなのか
戦闘アニメのオープニングソングなのか。
このイメージがリアルであればあるほど、細かく描写できますし、たくさん表現が浮かんでくると思います。
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決まらない、悩む、という人は、今練習で悩んでいる時間がもったいないので、J-POPの代名詞、恋愛の
初恋をテーマに書いてみましょう。
さぁ、ノートの1番上に
『 初恋 』
と、大きく書いてくださいね。
まずは思いつくままに書いてみる
曲先でも詞先でも
無いものを増やしていくより、
有るものを減らしていく方が簡単です。
まずは、どんなに長文になってもいいし、単語の羅列になってもいいので書き出してみましょう。
初めのうちはノートに手書きで書いた方がいいかもしれません。もちろん、スマホのメモアプリでも構いません。
慣れてくると、大体の文字数で、Aメロ、Bメロ、サビ、と、書けますが
初めはそんなこと気にせずに、まず、全て吐き出します。
初めから一曲を描こうとしなくていいです。
かっこいいと思う言い回し、なんとなく思いついたフレーズ、韻を踏んでいる歌詞なんかも思いついたら最高です。
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初恋がテーマの人は、まずは自分の初恋を思い出すところから始めましょう。
初恋がまだの人は、あなたの思い描く初恋のイメージをとにかく書き殴ってください。
リア充に向けた恨み節でも構いません。
例として
・あなたが恋に落ちたのは何歳ですか?
・何月でしたか?
・どんな季節でしたか?雨降りで傘をさしていましたか?カラッと晴れた青空の日でしたか?風が強かったですか?
・相手はどんな様子でしたか?
・あなたの体の中に何が起きていましたか?全身が熱くなる?心臓の音が相手に聞こえそうでしたか?手汗はどうでしたか?
・あなたが相手に初めて声をかけたのはどんな言葉でしたか?
・相手のセリフは?
・浮かんでくる色はありますか?
・相手はどんな人ですか?何が得意で、周りとの様子はどうですか?
・あなたはどんな人ですか?何が得意で周りとの様子はどうですか?
・相手との印象的な風景はありますか?
・相手の反応から上手くいう手応えはありましたか?
・結果はどうですか?
こんな感じで細かく色々書いてみてください。も
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歌詞に書かれたことが真実でなくてはいけない理由はどこにもないので、
好きな漫画や映画の登場人物になりきって、その心情を歌にしたっていいんです。
恥ずかしい真実は綺麗に包み隠して、歌詞にしてもいいし、晴れない気持ちを、歌詞にして、浄化させるという方法もあります。
なんでもあり!
自由なんです!
(だから難しい、というのもありますね。)
紙に書くのが良い理由
初めはとにかくネタ帳を書きためていきます。
先程の、テーマに沿った歌詞の吐き出しを
いろんなものに変えて出していきましょう。
歌詞の依頼が来た時、そのテーマの歌詞を吐き出す時間が減って便利です。
紙だと全体を見返して、この部分と、この部分をくっつける、というのが見つけやすいので、やはりオススメです。
デジタルでもいいのですが、大量になると見返すのが本当に大変になります。
スクロールして、クリックして、より
ページを巡っていって、5ページ目のこれと13ページ目のここ
という感じに、ピックアップしたものをデジタルで編集が作業が早いかもしれません。
その時、手書きだと、書いた時の心情というか、文字から伝わってくる、熱量が
つまりは、
走り書きの歌詞なのか
丁寧に認めた歌詞なのか
冗談っぽく書いた部分なのか
というのが、歌詞の与える影響の手がかりになります。
自分から出た言葉一つ一つに、実はちゃんと意味がありますよね?
『 ありがとう 』
の言葉一つにもいろんな感情が込められています。
その感情を演奏し分け、歌い分けるのが、演奏隊の役割ですが、彼らがどういう感情を込めるのかの手がかりが、
あなたが、どんな感情でその言葉を選び、並べたかに左右されるのです。
それと同じで、作詞家のあなたも、後で見返した時、
文字の見え方で印象が変わってくるものなので、歌詞を1行で繋げてダラダラ書くより
思いの丈を どように
あなたが歌詞に したいかを
あなたが歌って みたいかを
こんな風に書いて みてください
その方が、自分で歌をつける時、一塊のワンフレーズが、1小節の中のメロディーにしっかりハマったりして楽になります。
そして、
曲を自分でつける時の、足りない歌詞を探す時
人から依頼の作詞で、ワンフレーズの言い回しを変える時、
このネタ帳が助けてくれることがあります。
なので、できるだけ分厚くて、鞄にいつでも忍ばせられて、長持ちするノートを選ぶ方がいいかもしれませんね。
これだけ書いたという自信になる
デジタルだとノート何冊分なのか分かりにくいですよね。
文字に込めた熱量と、自分に自信をつけるためにも、最初はアナログの方がいいかもしれません。
たくさん出てきたものから、一つのストーリーを作る
何を言っているかわからないような歌詞も世の中に存在します。
本当になんでもありなんです。
たくさんあるネタの中から、
起承転結
を意識して、今書き出した全てを厳選して組み立てていきましょう。
曲先の場合は当てはめて
詞先の場合はある程度文字を決めて
曲先の場合は、既にメロディーがあるため、文字数がある程度決まってきます。
詞先の場合は、長くなりすぎないように、ワンコーラス(Aメロ、Bメロ、サビ)を150字前後で収めるくらいのつもりでまとめてみましょう。
具体的な方法はまた次回の講座で。
一緒に頑張りましょう。
(私も今からテーマを決めて書き出しますね。)
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